病気はかからないように予防するのが大切です。治療方法は進歩していますが、現在でもウィルスに対する特効薬はほとんどありません。また赤ちゃんの体は大人よりも抵抗力がないのでかかると重症になりやすい病気があります。そのため、重い後遺症が残ったり、最悪、死に至ることも少なくありません。そのような危険を伴う病気にかかる確率を減らし、かかったとしても軽症で済むように免疫をつけるのが予防接種です。ママは予防接種の必要性や内容を理解した上で、赤ちゃんの健康を守ってあげるようにしましょう。
■予防接種の種類
予防接種法に基づいて、国が「受けるように努めなければいけない」として強くすすめている予防接種を定期接種といいます。BCG・ポリオ・DPT・MR・日本脳炎の5種類が対象でほとんどが対象年齢の間であれば無料で受けれます。
接種を受ける人または保護者が希望して受ける接種を任意接種といいます。費用は自己負担になります。インフルエンザ・おたふくかぜ・風疹などがあります。流行していたり、重症になりやすい病気があるので接種を検討するようにしましょう。
■ワクチンの種類
「予防接種」につかう薬液のことを「ワクチン」といいます。予防接種につかうワクチンには「生ワクチン」「不活化ワクチン」「トキソイド」の3種類があります。
生ワクチンは生きた病原体の毒性を弱めたもので、これを接種することによってその病気にかかった場合と同じような抵抗力(免疫)をつくらせるものです。接種後から体内で毒性を弱めた細菌やウィルスの増殖がはじまるので、それぞれのワクチンがもっている性質に応じて、発熱は発しんの軽い症状が出ることがあります。
不活化ワクチンは細菌やウィルスを殺し、抵抗力(免疫)をつくるのに必要な成分を取り出し毒性をなくして作ったものです。この場合、細菌やウィルスは体の中で増殖しないので、何回か接種し、抵抗力(免疫)をつくります。
トキソイドは病原体の毒性だけを取り出し、毒性を弱めたもので不活化ワクチンと同じく、何回か接種し、抵抗力(免疫)をつくります。